以下は、弊社の社長　上岡太一の著書
「三療師は今こそリハビリををはじめよう」を読んだ感想をいただいたものです。

今回で私自身、赤本を読んだのは3度目になり、読む度に共感出来る、納得できる箇所が増えてきました。
　私はマッサージ師の資格を取得し8年経ちます。学生時代の3年間は学校が夜間でしたので入学してから卒業までの間、９時～17時まで整骨院やマッサージ院など計3ヶ所で働き、言葉を良く言えば指を作ったり、人の身体に触れるのに慣れたり、コミュニケーション能力を磨いたりとある意味何も考えず、学費が稼げて技術も身に就くなんて一石二鳥くらいの浅はかな考えで働いていました。しかし、冷静に考えると無資格者です。今、私が患者の立場で治療院に行き施術者が無資格者の学生と知ったら、間違いなく敬遠しますし怖くて触って欲しくないと感じるはずです。また、その後卒業しスタッフ4人で行っている治療院へと就職し、検査法や手技、各論や総論など学校で教わった事意外の実践的な内容を習得出来た事は大変、私自身プラスになり今現在でも施術やデモの際に応用しております。しかし、確かに治療院で技術等は学べても本にも書いてあるように開業の仕方や財務関係などの事、要は「ビジネスは学べない」教えて頂いていないのが事実です。「腕さえあれば開業出来るだろう」まさに私はこの思いが強い代表的な一人でありました。今でも多少思っている感がありますが・・・しかし、改めて本を読んでみると冷静に見極める事が出来るようになってきた感があります。
　あと、個人開業にない形態として我社ではインテレクトディレクターが存在し、施術者と仕事を分担し患者獲得や患者さん始め、家族や施設の方などフォローに入っていただいたり、経理や総務・人事など互いに仕事を円滑に進めるべく役目のポジションがあり共創の下に成り立っています。個人治療院などにいては想像も出来ない大人数ですし、我々施術者は集中して患者さんと接することができます。
　私が学生時代そして個人治療院勤務時代には在宅マッサージ業が今より全く知られていない時代で上記に記した事など思ってもいませんでした。時代のニーズにより在宅マッサージ業が主流となってきた今、これからの人たちはもっと早くこれらの事を知る必要があると共にプライドを持てる職場を見極める事が必要ではないかと感じます。