最先端技術が湘南・辻堂に
装着型サイボーグHAL®を
体験しました!
辻堂駅から歩いて4分のところにある「湘南ロボケアセンター」。
ここでは世界初の装着型サイボーグHALを使用したトレーニングが実践されています。
介護やリハビリへの可能性も秘めたこの最新技術を早速体験させていただくことになりました。
HALは人間が歩く際に脳から神経を通じて筋肉へ送られる信号(生体電位信号)を皮膚に貼り付けたセンサーがキャッチして装着者の動きをアシストするというものです。
「脳卒中(脳血管疾患)や脊髄損傷などによる後遺症の方への適用で、HAL®により脳神経系の活動ループを賦活化することで、脳神経・筋系の機能改善を促すことがわかってきました。」とセンター長の粕川さん。
これまでのトレーニング実績からHALの特性や効果などを教えていただきました。
それでは早速体験に。
まずはHALの装着。今回体験したのは腰タイプのHAL。背中にセンサーを貼り、腹部と太ももを装着ベルトで固定して装着完了です。
座った状態から立ち上がってみると、「!!!」。なんの違和感もなく腰の部分をサポートしてくれるので負担なく立つことができます。中腰の状態でもHALが吊ってくれているような感じで腰に疲労を感じません。「これはすごいですね!」患者さんだけでなく、介護ヘルパーさんが介助作業時の腰負担軽減のために使用しているケースもあるそうです。
立ち上がって歩いたり、かがんでカバンを持ってみたりしましたが動きに合わせて自然にサポートが追従し、時間差もほとんど感じません。なぜ動きを察知するのかが不思議なくらい違和感がないのに驚きました。
HALは今回の腰タイプ以外にも下肢や肘、足首など様々なタイプがあるそうです。
私たちアメニティーサービスでは、高齢者の方向けのリハビリや訪問マッサージなどを行っていますが、こうした技術が幅広く使われるようになるとご利用者の方も、介助するヘルパーの方もとても楽になることが実感できます。
「当センターでも、HALによるトレーニングの後に、筋肉をほぐすために人の手によるマッサージを受けられるという方もいらっしゃいますね」とのこと。
なるほど。最新の技術と従来の人の手技によるマッサージ。どちらも不可欠なものだということなのですね。
取材協力
湘南ロボケアセンター