私は以前、服薬でも変化しない痛みに悩んでいた時期がありました。この痛みを鍼灸師に軽減して頂いた経験があり、私もその鍼灸師と同じように開業して患者様を助けられるようになりたいと思い、今まで勉強して来ました。しかし「三療師は、今こそ、リハビリをはじめよう」を読み、考えが少し変化してきました。
作者である上岡社長は、現状では鍼灸マッサージ師は整形外科や整骨院などの周辺業種の下で道具のように扱われることが多く、プライドを持てる鍼灸マッサージ施術を行うことができる環境が少ないことを危惧していました。整骨院で数年働いたことのある私もこのことを感じており、強く共感しました。
また、鍼灸マッサージ治療院の開業は神話であるということを繰り返しかかれていました。鍼灸マッサージ師は開業をするために技術向上には力を入れるが、ビジネスに関する知識は学ぼうとする人は少ない。そのためビジネス展開という点では周辺業種に負けてしまう。成功するものは開業した者の2%しか居ないという事を、かつて開業した成功者である上岡社長がおっしゃることにより現実として受け止めることができました。
私が目指していた目標が神話であるといわれ、もう一度自分が目指すべき鍼灸マッサージ師像を見つめなおすきっかけとなりました。
この悲惨な鍼灸マッサージ師の現状を変えるため、つまり鍼灸マッサージ師としてのプライドを持った施術ができるようにする為、そしてその環境が今後安心、安定であり続けるために、上岡さんは鍼灸マッサージ業の株式会社を設立したと書かれていました。
私も就業させていただいた株式会社アメニティーサービスではそれを実現させる為に共創という理念を大切にしています。実際に数日働いただけでも、その意味を感じることができました。
治療(あんま マッサージ 指圧師)、営業(インテレクトディレクター)、申請、それぞれのプロが協力しあい、正しく効率の良い仕事ができるようになっていました。そのため整骨院の従業員の時とは違い、私は施術者として患者様の治療により多くの労力を費やすことができています。
また、外部の団体「QOLを考える会」ともパートナーシップをつくることにより、保険の償還払い制度の手続き代行を行ってもらい、患者様にとっても安心して治療を受けていただけるようになっています。また、株式会社にすることにより安定した資金調達ができます。
上岡社長がこの本の中で繰り返し書かれていた「目標としている鍼灸マッサージ師にとっての職場環境は確実に整えられていることを、数日の間にも実感しています。
私はアメニティーサービスで働けることを誇りに思い、施術はもとよりアメニティーサービスのことを学び、貢献できたらと考えています。そして、私も将来の目標を立て、それが実現で居るように努力していきたいと考えています。
K・F