- 2019.12.24
- 杉山検校の墓
- カテゴリーアメニティサービス便り「ともに」
「東京2020オリンピック・セーリングが江の島に!」
そんな江の島にアメニティーサービスの業務と縁のある杉山検校のお墓があります。
鍼師の方でも、江の島に行って、このお墓に立ち寄ったことがある方は少ないのではないでしょうか?
杉山検校は、慶長15年(1610年)伊勢国安濃津(現在の三重県津市)に生まれました。
幼い頃に伝染病で失明した為、家は義弟にゆずり、鍼術の師であった山瀬琢一に弟子入り。
しかし生まれつきの、のろさや物忘れの多さ、上達の悪さから破門されてしまいます。
その後実家に帰る為、江の島を歩いていた時に、石につまずいて転倒。その衝撃で体に竹の筒と松葉が刺さってしまったのだとか。
そこから菅鍼法が生まれたと言われています。
つまずいたとされている石は、江の島神社に向かう途中に今も存在。「福石」と名付けられていまsも、名所になっています。
その後入江流極め、江戸で開業し大成功。
将軍徳川綱吉の鍼治信仰令を受け、「杉山流鍼治導引稽古所」を開設、多くの優秀な鍼師を育てました。元禄7年に没。
翌年の命日に江の島にも墓が造立されました。